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【世界と繋がるNBSネットワーク】

この度はじめて寄稿させていただきました、国際事業部長の十時庸介です。

まずは簡単に自己紹介させていただきます。2001年にNBSロジソルへ入社以来、国際物流の仕事に長く携わってきました。20代後半から30代にかけては香港で4年、上海で5年の合計9年間中国で仕事をしてきまして、社会人における若かりし時代のほとんどを中国での仕事に捧げてしまいました。

私は学生時代から旅行が大好きで様々な国・地域を訪れましたが、物流の仕事に携わっていると、訪れた国を「物流」という視点でも見てしまいます。

土地が狭い香港では30階建てビルに相当する高さ!のタワマン並みの高層倉庫がたくさん建っていて、高所恐怖症の方は仕事ができないかもしれません。私も香港で高層倉庫の事務所に勤務していたことがありますが上階から下の景色を見下ろすと毎回足がすくんでしまいました。
ヨーロッパや中国などの大陸では河川を利用した輸送が一般的です。中国では上海から内陸の重慶まで2,500キロの距離を大河・長江を利用して貨物船で輸送しています。長江の河口付近では向こう岸が見えないぐらいの川幅があり多くの貨物船が行き来しています。
もちろんトラック輸送は各国の物流において主役であり、特に国境を跨いだ国際トラック輸送は海に囲まれた日本には無い醍醐味があります。以前、中国・ベトナム間、タイ・ラオス間、香港・中国深セン間といった国際トラック輸送の手配に関わったことがあり、現地で見た国境道路沿いに通関待ちのトラックがズラリと並ぶ光景はなかなか圧巻でした。
辺境の中国・パキスタン国境にはカラコルム・ハイウェイと呼ばれる国境を横断する舗装道路としては世界一の高所を通る道路があります。かつて旅行でその道路を通ったことがあるのですが、たくさんの荷物を積んだトラックがカラコルム山脈の標高4,700メートルの国境を行き来している光景はまさに「現代のシルクロード」。

(香港の高層倉庫と高層マンション群(左)と標高4,700mの中国・パキスタン国境(右))

・・・まだまだ語り尽くせないですが、世界の物流はスケールが大きく奥が深く、興味が尽きません。

世界の物流を見て改めて思うのは、「物流」は世界共通のものであるということ。物流の仕事は世界のどの国でもあって、物流に携わる人たちが必ずいる。
私たちが毎日何気なく手に取っている日用品の多くは海外から運ばれてきたものです。その商品が海外の生産者から日本のお店に並ぶまでに、トラックのドライバーさん、倉庫作業員さん、通関士さん、港湾事業者さん、船会社さん、さらにはそれらに関わる事務所の方たち・・・が、リレー競技でバトンをつないでいくように、ラグビーでゴールに向かってパスをつないでいくように、世界の多くの物流に携わる人たちの手を経て運ばれてきます。

私たちNBSロジソルにはたくさんのドライバー、倉庫作業員、配車マン、通関士、それらに関わる営業マン、事務員がいます。NBSロジソルで働く私たちも世界の「物流人」の一員です。その誇りを持ちながら、全国40ヶ所と中国大連の自社ネットワークと、日本国内・海外のパートナーネットワークをフル活用し、そこに関わる人たちがONE TEAMでお客様の荷物を最高のサービスと共にお届けしています。

NBSネットワークは世界と繋がっているのです。

国際事業部 十時