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【縁の下の力持ち】

2度目の登場となります、福岡通関事業所の下迫田です。
前回は、NBSに10名しかいない通関士のお話をさせて頂きました。
今回は、約1200名の社員の中で、たった2人しかいない?!プロフェッショナルの一人、整備士の真崎さんに取材をしてきました。

■下迫田:今日はよろしくお願いします。まずは真崎さんの所属を教えてください。

真崎:所属は整備工場課です。

■下迫田:NBSにはドライバーさんはたくさんいらっしゃいますが、整備士さんは京都と北九州の2名だけだと伺いました。

真崎:整備士は2名ですが、整備工場があるのはNBSの中でもここ北九州営業所だけです。

■下迫田:整備士さんって、普段どのようなお仕事をされているんですか?

真崎:私は、「自動車整備士」と「自動車検査員」という資格を持っています。
北九州、大阪、東京の3拠点のウイングシャーシの、整備、修理、車検や点検などを行っています。だいたい、年間で300台以上になります。
NBSではフェリーを利用した輸送を行っていますので、フェリー乗り場に近い北九州営業所は、車が集まってくるので便利なんです。
また、「けん引免許」も持っていますので、整備用ヘッドで点検するシャーシを自ら動かして動作を確認したり、移動させたりしています。

(真崎さんのお仕事の様子)

■下迫田:どのヘッドもNBSカラーにカラーリングされていますが、一つだけホワイトカラーのヘッドがありますよね。あれは整備用ヘッドだったんですね。
ところで、真崎さんは、なぜNBSの整備士になろうと思ったのですか?

真崎:高校時代から機械が好きだったので、ディーラーの整備士をやっていました。
当時、北九州営業所は名門大洋フェリーのすぐ近くにあったのですが、現在の場所に移転する際に、整備工場を新しく作るという話を人づてに聞いて、応募しました。
それが平成2年の話なので、入社31年目になります。

■下迫田:入社31年はすごいですね。31年働いている中で、大変なご苦労もされたでしょうね。

真崎:特に大変だったと思うことはないですが、しいてあげるならやはり整備工場の立ち上げ当初が大変でした。
一から設備を整えたり、道具をそろえたり、申請の書類を作ったり。仕事の手順も覚えなきゃいけないし、軌道に乗るまではやっぱりね。
また周りの整備工場や業会との関係を強化するために、業会の会合に出たりして、だんだん周りの理解や信頼を得られるようになりました。

(営業所完成当時、周辺地域は土地開発中で、まだ建物が少なかったそうです)

■下迫田:やはり軌道に乗るまでは、かなりご苦労されたんですね。一から立ち上げるということは、本当に大変ですよね。
最後になりますが、今後の目標はありますか?

真崎:今年60歳で定年を迎えますが、体が動く限りは整備の仕事を続けていたいなと思います。
目標というか・・・やっぱりドライバーさんが安全に運行できるように、整備するということにつきるよね。
社外からでも、社内からでも、若い人が来てくれたら、もっと言うことないですね。

■下迫田:そうですよね。真崎さんの30年以上のノウハウを受け継ぐ人が来てくれるといいですね。今日はありがとうございました。


整備工場課の真崎さんへのインタビューはいかがだったでしょうか。
NBSの社員の中でも、整備工場課のことを知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たった2名ではありますが、プロの整備士として、プロのドライバーさん達を縁の下から支え続けてくれています。

今回のインタビューの中で、真崎さんが「ドライバーさんが安全に運行できるようにつきる」とサラッとおっしゃっていました。
ともすればドライバーさんの生死に関わる自分の仕事と、ずっとそれをプロとして続けてこられた30年の重みのような物を感じました。
私の仕事は人の生死に関わることはありませんが、それでも会社やお客様、社会を少しでも縁の下から支える仕事ができればなぁと感じました。
そして20年後に、若い人にサラッと名言を言えるようになりたいです(笑)。

NBSでは、ドライバーさんをはじめ、様々な職種の全従業員が一丸となって、お客様の期待を超える感動をお届けできるよう日々働いています。
たまたま今回は整備士さんをクローズアップしましたが、実は社員一人一人が、NBSを支える縁の下の力持ち!!と言えるのではないでしょうか。

福岡通関事業所 下迫田