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【ツルツル路面で焦った話】
品質企画部 推進グループ 中日本エリア担当の藤崎です。
今回、初めてブログを書かせていただきます。
皆さんは運転中にヒヤリとした経験はありますか? 私は10年以上前に、本当に冷や汗をかくような出来事を経験しました。
私は仕事の都合で転勤が多く、さまざまな地域で生活してきました。そんな私の実家は、雪深い地域にあり、冬になると家までの坂道が雪に覆われ、車で登るのも一苦労。特に仕事帰りの夜は除雪車も通らず、道路状況はさらに過酷になります。スタッドレスタイヤを履いていても登れないことがあり、仕方なく坂の下に車を停めて雪道を歩いて帰る…そんな冬の恒例行事を何度も経験してきました。
冬の運転の大変さは身をもって知っていたつもりでした。
それなのに… まさか、雪がほとんど降らない地域に転勤した後に、冬の運転で怖い思いをすることになるとは思いもしませんでした。
路面凍結に気づかず…ヒヤリとした朝
ある寒い朝、私はいつも通り車を走らせていました。転勤先は雪の少ない地域だったため、「大丈夫だろう」と油断し、ノーマルタイヤのまま。
しかし、交差点に差し掛かり赤信号でブレーキを踏んだ瞬間――
車がまったく止まらない!
路面は見た目には乾いているように見えましたが、実は夜間の冷え込みによって薄い氷の膜ができていたのです。
ハンドルを握る手に力が入り、どうにか止まってくれと願うも、車はツルツルと滑り続け、そのまま交差点へ進入。
もし交差する車が来ていたら?
そう考えただけでゾッとします。幸い、他の車はいなかったため事故にはなりませんでしたが、あの時の恐怖は今でも忘れられません。
この経験を通じて学んだのは、「冬道では、動けなくなることも怖いですが、それ以上に”止まれないこと”がずっと危険だ」ということです。動けなくなるのは困りますが、止まりたいときに止まれない状況は事故に直結する可能性が高く、特に注意が必要だと実感しました。
冬の道路で安全に走るためのポイント
1. スタッドレスタイヤやチェーンを準備する
「雪が降らない地域だから大丈夫」と思っていませんか?気温が下がると路面が凍結することは珍しくありません。冬の備えは怠らず、しっかり準備をしておきましょう。
2. 急ブレーキ&急ハンドルは厳禁
凍結した道路では、急なブレーキやハンドル操作がスリップの原因になります。普段よりスピードを落とし、余裕を持った運転を心がけましょう。「焦らず、ゆっくり」が冬道の鉄則!
3. 車間距離は普段の2倍を意識
雪道ではブレーキを踏んでもすぐには止まれません。普段よりも車間距離をしっかり取ることで、もしもの時にも余裕を持って対応できます。「少し遠いかな?」くらいがちょうどいいです。
雪が降る地域に住んでいる人も、そうでない人も、「止まれないことの怖さ」を意識して、安全運転を心がけましょう。
この体験談が、冬の運転の危険性を知るきっかけになれば幸いです。
それでは、今日も安全運転で!
品質企画部 推進グループ 藤崎
