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【うちの「すず」】
今回、ブログを担当することになりました。水戸拠点の大見と申します。
我が家には「すず」というメスの猫がいます。
10年ほど前、当時の私の職場に迷い込んできた猫でした。
初めて出会った時から人懐っこく、私から全く逃げようとしませんでした。毛並みもよく、とても可愛かったので、家で飼おうと決めたのですが、よく見るとその猫は右前足が変な方向に曲がっていて、動いていませんでした。
三本足で歩いているその猫を動物病院に連れて行ったのですが、獣医さんに「この右前足は一生動かないでしょう」と言われました。治療すれば治ると思っていた私はショックでしたが、そのまま家に連れて帰り、家族に事情を話してその猫を飼い始めることにしました。
その猫に「すず」と名前を付け、妻、長男、長女、次女にも可愛がられながら、三本足でも穏やかに生活するようになりました。
普段は昼間、家の庭や近所にいて、夕方になると家族の帰宅に合わせて庭の窓際に来てニャーニャーと鳴きます。家の中に入れてもらい、ごはんを食べて、家族と共に寝るという生活を送っています。
時々、帰宅すると体中に傷をつけ血が出ていることがありました。三本足なので、近所の猫とけんかしても勝てるわけないのに、それでも挑んで負けて帰ってくるようでした。
すずがいる生活が当たり前になり、この10年間の家族の写真には、いつもすずの姿が一緒に写っています。
最近は子供達も家を離れ、それぞれの場所で暮らしているのですが、すずの写真を送ると必ず「可愛い」と返信を送ってくれます。
すずがいるため、家族での外泊が出来ないことなど大変なこともありましたが、それ以上にすずの存在に癒されています。
見た目は三本足の障害を持った猫ですが、私たち家族にとっては、可愛くて仕方のない大切な家族です。
これからも年老いていくすずと共に、穏やかに過ごしていきたいと思っています。
水戸拠点
大見
