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【4tウイング車は4t積めないって本当?】

こんにちは。
この度、ブログを担当することになりました中津拠点の荒金です。
2回目の執筆となりますが、よろしくお願いいたします。
さて、今回は4t車の最大積載量の話をしようかと思います。
過積載の取締りが厳しくなって以来、なにかと話題になる数字です。

その昔、いつもお世話になっていた荷主様に「10tウイング車は10t以上積めるのに、4tウイング車は何故4t積めないの?」という素朴な疑問をぶつけられたことがありました。当時は私もまだまだ勉強不足で、「最大積載量が2t半ですので2t半までしか積めません」と、どうにか返答していた記憶があります…。

結論から申し上げますと、多くの4tウィング車は“4t積めません”。

なぜかというと、トラックには
【車両総重量】=【車両重量】+【乗車定員×55㎏】+【最大積載量】
というルールがあるからです。

全日本トラック協会様のホームページにありがたい説明がありました。
まず、車両総重量とは、
・大型トラック25t以下(25tは最遠軸距7.0mで全長11.0m以上)
・中型トラックは8t未満
と書かれています。

つまり、中型トラックは「車両重量+最大積載量+定員分の重量」の総計が8t未満でなければならないとなります。

例えば以前、中津拠点で保有していた、とある4t車を例に挙げますと…、

・車両総重量:約8t弱
・車両重量:約5.4t
・定員:約0.1t

この時点で、残りは2.4tほど。
このため、「最大積載量は約2t半しか取れない」という理屈になるのです。

仮に、車両重量が約3.8t未満なら、見事「最大積載量4tの4t車」になりますが、実際のトラックは車体だけで走っているわけではありません。荷台やらウイング開閉装置やらの重さを考えると「4t積める4t車」は、現実にはほぼ不可能です。

ちょっと小難しい話を入れますと、この車両総重量というのは、道路法では「最遠軸距(前輪と後輪の距離)5.5m未満は20t以下」とされています。
では、何故4t車は最遠軸距5.5m未満なのに車両総重量8t未満なのか?
それは、運転免許の制度が影響しているようです。

中型免許ができる前(2007年より前)は、車両総重量8t以上は大型車だったので大型免許が必要だったのです。
そのため、普通免許で運転できるトラック(いわゆる4t車)の車両総重量は8t未満に抑えられる訳で、4tウイング車の積載量も実は4t取れなかったということです。

ただ法改正後の現在、中型免許で運転できる車両の総重量は11t未満となっていますので、最大積載量4tを超える4tウイング車も出てきている様です。
「4tウイング車が4t積めない」という話も、「昔は積めなかった」という話になるかもしれませんね。

運転免許が8t未満限定の私には運転できませんが、限定免許の方は、4t車に乗る際は最大積載量とともに車両総重量にも注意していきましょう。


中津拠点 荒金

※画像と本文には何の関連もありません。