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【配車係になって】

GWも終わり、湿度、温度が上昇し、夏の訪れを感じる季節になってまいりました。
福岡拠点 配車係の幸野と申します。ブログの掲載は二度目となります。前回は、「入社2年目の思い」を寄稿しました。今回は、配車業務への思いを綴らせていただきます。

私は入社後3年間、北九州拠点に所属しておりました。北九州拠点では、事務作業や倉庫助手、点呼業務など様々な業務をしていました。2年前、福岡拠点に異動になり、配車業務を行うようになりました。「配車業務は物流の花形」といわれるほど重要な業務です。「やってやるぞ」という思いよりも、「私に出来るのだろうか」という不安のほうが大きかったのを覚えております。
いざ、業務を教えてもらう段階になって、これまで北九州拠点で経験したことが実際に知識となって身についていたのか、まっさらな状態でのスタートではありませんでした。仕事は繋がっているのだと、実感させられました。ゼロからのスタートではないとはいえ、覚えることは、たくさんありましたが、前任者の方の引継ぎノートや先輩社員からの手厚い補助を受け、徐々に仕事を覚えていきました。
 配車業務といっても、地場の配車、長距離便の配車、フェリー便を用いた配車(むじんくん)、セミトレーラーの配車等々、種類は多岐にわたります。福岡拠点のメインで行っているのは、海上コンテナの配車になります。
私が行っているのも、海上コンテナの配車になります。海上コンテナとは、コンテナヤードで荷役される、輸入貨物や輸出貨物の入った鉄の箱のことです。コンテナをセミトレーラーで、運転手さんに運んでもらいます。
 

海上コンテナの配車は、一般の配車と違い、コンテナヤードで始まり、コンテナヤードで終わります。これは、輸入貨物でいうと、配送後の空のコンテナをコンテナヤードに返却することが必要になります。逆も然りで、輸出貨物は、空のコンテナをコンテナヤードから引取り、貨物を詰めた後、海外に輸出するためにコンテナヤードに持っていかなければなりません。従って、一般の配車と違って帰り荷を探さなくていい一方で、コンテナヤード起点で配車を行わなければなりません。 また、福岡の港は、主に「アイランドCY」「香椎CY」「カメリアCY」(※運行指示書等では、コンテナヤードを「CY」と略して表記します)の三か所に分かれています。どのコンテナヤードから引き取って、どのコンテナヤードに返却するのかを如何に効率よく配車するかということも求められます。
運賃のバランス、距離のバランス、拘束時間などを考え配車を行うのは容易ではありませんが、運転手さんが気持ちよく仕事ができ、しっかりと利益が出せた時の充実感は堪りません。配車係になって2年経ちますが、よりよくなるために日々、精進しております。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

福岡拠点 幸野